本記事では、Finance Keyword「TOPIX」をわかりやすく解説します。

TOPIXとは
東京証券取引所が算出・公表している株価指数で、各市場から選定された銘柄で構成されています。「TOPIX」は「Tokyo Stock Price Index」の頭文字を取った名称で、日本語では「東証株価指数」と呼びます。
1968年1月4日に記録された時価総額「約8兆6020億5695万1154円」を基準指数「100」ポイントとしており、(浮動株)時価総額加重型で算出されるため、上場株式数の多い「大型株」と影響を受けやすい指標です。
元々東京証券取引所は1950年9月7日に「東京修正平均株価(現「日経平均株価」)の算出・公表を始動しましたが、1970年にTOPIXの算出を開始することに伴い、日経平均株価の算出は日経グループが引き継いだ経緯があります。
構成銘柄と選定の評価軸
TOPIXは元々は東証1部(現東証プライム市場)であれば自動的に構成銘柄になる、言わば「全入指数」でしたが、市場改革の一環で選定の評価軸が刷新され、銘柄数は2026年10月末時点で「986銘柄」です。ピーク時には「2200銘柄」程度で構成されていたため、ピーク時と比較すれば「約55%」銘柄数が減少することになります。
銘柄選定における評価軸は以下の2点です。

1.年間売買回転率
「年間売買回転率」とは、上場株式の時価総額のうち、年間で売買された比率のことです。追加基準では「0.2以上」、継続基準では「0.14以上」が要件とされています。
従来のTOPIXでは売買回転率の低く取引しづらい銘柄も採用され、ファンド等の円滑な売買の制約になることがありました。年間売買回転率を要件に定めることで、TOPIX採用銘柄の売買活性化に繋がることが期待されています。
2.浮動株時価総額の累積比率
「浮動株時価総額の累積比率」とは、市場で流通する株式(浮動株)の時価総額が大きい銘柄から合計した比率のことです。「年間売買回転率」の要件を満たした銘柄のうち、追加基準では「上位96%以内」、継続基準では「上位97%以内」が要件とされています。
大型株・値嵩株中心の上昇相場が続けば、時価総額上位の銘柄で累積比率を高め基準値を満たす銘柄数が少なくなるため、TOPIXの採用銘柄数は減少することになります。
構成銘柄
2026年8月31日時点での主要な構成銘柄は以下の通りです。
- 18306三菱UFJフィナンシャルグループ(3.95%)
- 27203トヨタ自動車(2.68%)
- 38316三井住友フィナンシャルグループ(2.58%)
- 46501日立製作所(2.39%)
- 56758ソニーグループ(2.32%)
- 66098リクルートHD(2.25%)
- 78035東京エレクトロン(2.05%)
- 88411みずほフィナンシャルグループ(2.04%)
- 96857アドバンテスト(1.75%)
- 109984ソフトバンクグループ(1.73%)